2014年6月7日 第19回テーマ「かつお節」
今回の学習テーマは、和風の料理の味にベースとなり、日本人のソウルフードともいわれる「かつお節」について。
生のかつおから、荒節、そして本枯節へ…まずはかつお節の製造工程を学びました。荒節へのカビ付け作業を3回以上繰り返すという枯節作りの、先人たちの知恵に驚かされます。カビを重ねて付けることで、カツオの水分が吸収され、脂肪が分解してうま味が凝縮されていくんですね。生のカツオの水分量は約75%ですが、本枯節になると15%程度になります。
かつお節のパッケージにある「かつお削り節」(荒節)と「かつお節削り節」(枯節)の違いと使い分け。かつお節の種類、歴史、そしてうま味成分など、改めて学ぶことが多く、日常の料理にも役立ちそうです。
荒節と本枯節の削り節の味くらべもしてみました。
パックの削り節も便利ですが、削りたてはやっぱりおいしい!
実習テーマは「アイナメ」と「アジ」
アイナメといえば、「磯魚」の勉強会で紹介されましたね。岩礁地帯に棲む底魚で、環境に溶け込むような色をしているので、棲んでいるところによって色みが違います。
小魚や甲殻類を食べる歯は小さいながらもスルドイ!
アイナメはお刺身と唐揚げに。唐揚げは、細かい骨があるので、骨切りをしています。
あじは三枚におろしてたたきに。
かつお節のうまみを味わう即席みそ汁とおかかあえ
(レポート:川崎)