第6回「カツオ」2012年5月26日(土)会場:築地社会教育会館

 

今回のテーマは「カツオ」。黒潮に乗って北上する初夏の「初ガツオ」と、脂肪をたくわえて南下する秋の「戻りガツオ」、旬は2回ある魚ですが、江戸の昔から「初物を食べると長生きする」と珍重されてきた「初ガツオ」の時期にとりあげることにしました。

学習コーナーでは、広い海域を高速で泳ぎ回れるカツオ特有の体の仕組みと、それを追いかける漁師と漁法。江戸時代のカツオの食べ方などについて学びました。

調理実習では「カツオ」のおろし方をじっくりと。3キロ前後もある大きな体はまな板の上ではおろしにくいので、尾を持ち上げ、つるした状態で包丁を入れます。初めてのおろし方に四苦八苦しましたが、普段はあまり触ることのない丸ごと1本の形や大きさを実感できるよい機会となりました。また、一本釣り漁法とまき網漁法でとったカツオを比較、食べ比べできたのも貴重な経験でした。

おろした後は、たたきのおろしあえ、サラダ風、塩カツオご飯、香味焼き、なまり節とさまざまな調理方法でいただきました。(岡村)

 

今日のテーマは初鰹

紡錘形の姿がカッコイイ魚です。

 

 

 

 

築地からカツオが到着! 魚のプロに、産地の違い、漁法の違い、最近のカツオ事情について教えていただきました

一本釣り(右)は千葉から海水に浸して、まき網は(左)長崎松浦より氷漬けで到着

 

学習コーナー。カツオの生態や食文化について学びます

身がやわらかいカツオは、尾を持ち、

身を立てるようにして三枚おろしに

見て触れておろしてカツオをまるごと味わいました