第12回「漁師の暮らし」 2013年5月18日 会場:月島社会教育会館


 

今回の勉強会テーマは「漁師のくらし」でした。

いきなり「漁師?」と思われたかもしれませんが、漁師がいなければ魚はとれないし、食卓にのぼることもないのです。

 

形や味はもちろん、棲息している場所もさまざまな魚たちがどんな手法でとられているのか、その土地では魚をどうやって食べているかといった、魚と人の関わり、くらしにも興味がわいてきてこのテーマとなりました。

 

漁師は意外に広く移動していて、出稼ぎによって別の地方にも漁法が伝わっていったこと、民謡として唄いつがれている漁師唄の歌詞には、漁法や浜での暮しを伝える内容があることがわかりました。

 

日本各地、その土地ごとの魚と魚料理があります。旅をするときは料理だけでなく、土地の様子、くらしもしっかり見てみたいものです。

調理実習は「メバル」と「桜エビ」

 

 

 メバルは、包丁は使わず口から箸を入れてエラと内臓を引き抜く「つぼ抜き」を学びました。魚の姿を生かした煮魚、蒸し煮などに向いている処理です。塩だけで蒸したもの、しょうゆ味で煮つけにしたものを、食べ比べしました。

 

 

割り箸を縫うように差し込んでエイヤッと内臓を引き抜きます。うまく抜けると気持ちがいい〜!

桜エビは、駿河湾の店から取り寄せたもの。粉を薄くつけてカリカリに仕上げるかき揚げで、桜エビの色と香り、食感を楽しみました。

由比港のカリカリのかき揚げ風に衣を薄くまとわせて揚げます

この季節ならではの、由比港の釜あげシラスも一緒に

 

 

  










 (レポート:岡村)