11回目の勉強会のテーマは「魚の色」。
青背魚はどうして背中が青くてお腹は白いのか、赤い魚はどうして赤いのか…そんな素朴な疑問から、このテーマを取り上げることになりました。
魚は種類によっていろいろな姿や形をしていますが、それにはちゃんとした理由があってのこと。環境や生活スタイルに応じて、それぞれの魚が生きやすいように進化して特有の色を持つようになったことがわかりました。
そのほか、色のもとになる色素や体色変化のしくみなど、魚の色についてさまざまな角度から勉強しました。
赤い光は水に吸収されやすいため、
水中では赤い色は見えにくくなります。
写真は水中で撮影したアカマツカサの群れ。
体色が赤いのですが、
水中ではグレーに見えて
姿が目立ちません
実習で扱った魚は、テーマの「色」にちなみ、背は赤く、腹は白く、大きな胸びれは鮮やかな緑黄色という「ホウボウ」。三枚おろしにしてから、カルパッチョ、アクアパッツァなどにして味わいました。ホウボウは白身魚の一種ですが、ほんのり赤みがかった透明感のある身は、適度な歯ごたえとうま味があってとても美味でした!(庄司)
海底にすんでいるホウボウ。ユニークな姿をしていますね
正面から見るとこんな顔
口も大きい!
3対の胸びれを動かして移動します。先端部は味のセンサーになっていて、砂の中のエサを探します
胃から出てきたカレイ、エビ、コチ。ごちそうを食べたとたんに捕獲されたようです
2人で1尾ずつおろしてカルパッチョとアクアパッツアに
(レポート:庄司)