日本を代表する淡水魚で、清流の女王ともいわれるアユが今回のテーマです。
寿命が1年しかないアユ。日本の川の環境に適合した生態であること、古くから日本人に親しまれてきた魚であることなどを中心に勉強しました。また、琵琶湖のアユの特徴やアユを使った琵琶湖地方の郷土料理、現在の環境の問題点などについても触れました。そして実際にアユを塩焼きにし、アユご飯とともに味でも堪能しました。
そのほか実習では、秋にかけておいしくなるカマスを開いて干物を作り、三陸の夏の味覚であるホヤをさばきました。クセがあって苦手な人も多いホヤですが、今回調理したものは新鮮でおいしいと大好評でした!(庄司)
今日の主役アユ。愛知県産。メスとオスは背ビレの形で見分けられるそうです。
神奈川県産の赤カマス。イワシや小魚を捕食するだけあって、口の大きさと歯の鋭さに注目。
ホヤ。初めてホヤを食べた人は勇気あるな〜と思える姿ですね。
築地の平田さん「まだ小さいけれど、干物にすると美味しいですよ」
アユの生態、食文化について学習しました。アユは川を下って産卵し、稚魚は海で生活するのが、第2回で学んだサケの生態と逆であることが興味深かったです。
アユとカマスとホヤ。みんなで触れておろして味わいましょう。どんな魚もちょっとずつ扱い方が違うのが、またおもしろいところです。
塩焼きしたあゆを姿のまましょうがとともに炊き込みます。
カマスの開き方2種。
5%の塩水に30分程度漬け、ざるに広げて干すだけ。冷凍保存もできます。簡単でおいしい食べ方の知恵を学びました。
ホヤはキッチンバサミでチョキチョキ。簡単でした。仙台出身のメンバーより、包丁で底の部分をカットする、もう一つの方法も伝授。
気をつけないと中から水がピュッと…。新鮮なホヤは臭みもなく、お刺身でおいしくいただけます。新鮮なものを見かけたらぜひトライしてみてくださいね。