横浜勉強会の第1回「テーマ」は旬のサケをとり上げました。
今年、日本に戻ってくるのは、2007年生まれと2008年生まれのサケ。2007年生まれのサケが前年より多いそうですが、サイズは小型化の傾向がみられるとのこと。気象条件などの影響でしょうか。
南三陸の銀鮭の状況も調べてみました。養殖も再開されてきましたが、1年のブランクの間に輸入の銀鮭やトラウトサーモンが30%以上増え、市場価格が暴落しているといいます。
調理実習では、サケをおろして卵はしょうゆ漬けに、身はハーブパン粉焼き、ゆず浸しの2種類の味を楽しみました。余った身は塩サケにし、中落ちや尾の近くの身はそぼろにするなど、1尾丸ごと楽しみました。 (川崎)
岩手県宮古港で水揚げされたピチピチのサケが届きました。丈夫な骨をつくるのに欠かせないビタミンDや抗酸化物質のアスタキサンチンが豊富なサケ。健康維持の観点からも、大切にしたい魚です。
Sakana-Kaiでは2度目のサケの勉強会。知れば知るほどサケが愛おしくなる、感動的なサケの一生の物語。そして、謎に満ちた回遊の秘密については、ホルモンの働きによるという新しい説についても紹介しました。
産卵を控えたサケは体表が粘膜でおおわれます。これをネットタワシでキレイに洗います。
エラを取ってから腹を開きます。
サケ専用の包丁。
卵の袋を開いて塩をふり、熱湯をかけて菜箸でグルグルグルグル…。塩いくらを作ります。
中骨に残った身や尾の小さい切り身をゆでてそぼろにします。なかなか楽しい作業です。
頭は半割りにして塩をきつめにふります。これは後日鍋や汁物に。
「サケときのこのハーブパン粉あえ」
ほかに「サケとかぶの揚げ漬け」「いくらのしょうゆ漬け」「サケそぼろ」を実習しました。